URLを日本語にするとSEOに強い?公式見解と正解2026

「URLを日本語にするとSEOに強いのだろうか」「今使っているURLは英語のままで大丈夫なのか」——サイト運営やブログ記事の投稿画面でパーマリンクを設定するたびに、こうした疑問を抱く方は少なくありません。
この記事では、Google公式のドキュメントに基づいてURLと日本語表記の関係を整理し、日本語URL・英語URL・ローマ字URLそれぞれのメリットとデメリット、そして自社サイトに合ったスラッグの選び方までを具体的に解説します。
Web集客の支援に携わる立場から見ても、URLの設計は多くの事業者が一度は迷うポイントです。
読み終える頃には、自社サイトのURLをどう設定すべきか、迷わず判断できる状態になります。
まず結論からお伝えします。


結論:URLの日本語表記が検索順位に与える直接的な影響は限定的
Google検索セントラルの公式ドキュメントでは、URLの構造についてシンプルで説明的な単語を使うことが推奨されています。
しかし、URLを日本語にすること自体が検索順位を直接押し上げる要因になるとは、公式には明言されていません。
Googleのジョン・ミューラー氏は、URL内のキーワードは数ある評価要素の中でも「非常に軽微な要素」であると繰り返し発言しています。
つまり、URLを日本語にするかどうかで検索順位が大きく変わることは、基本的にはないと考えてよいでしょう。
一方で、日本語URLには間接的な効果があります。
検索結果やSNSでURLがそのまま表示された際、日本語であれば内容を直感的に予測しやすく、クリック率の向上につながる可能性があるのです。
つまり「日本語URL=順位アップ」ではなく、「日本語URL=可読性とクリック率の向上」という理解が正確です。
この前提を踏まえたうえで、2026年現在の公式ガイドラインをもう少し詳しく見ていきましょう。
Google公式が示すURL設計のベストプラクティス
シンプルで説明的な単語を使うという原則
Google Search Central公式ドキュメントでは、URL構造に関して以下のような原則が示されています。
- ページの内容を表す、分かりやすい単語を含める
- 単語の区切りにはアンダースコアではなくハイフンを使う
- 不要に長いURLや無意味な文字列の羅列を避ける
- パラメータや不要なIDを多用しない
これらはいずれも「人間が読んで理解できるURL」を目指すための原則であり、言語が日本語か英語かという点は本質的な条件にはなっていません。
大切なのは、URLを見ただけでそのページに何が書かれているかを推測できるかどうかです。

「読み手の言語を使う」という記載の意味
Google公式ドキュメントには、URLに含める単語について「読者の言語(および該当する場合は翻字した単語)を使う」という趣旨の記載があります。
これは、日本語を主に読む読者を想定しているサイトであれば、URLに日本語の単語を用いること自体は問題にならない、という解釈につながります。
つまり、日本語URLはGoogleに禁止されている手法ではなく、むしろ読者の言語に合わせるという原則に沿った選択肢のひとつです。
ただし、後述する技術的な制約があるため、「使ってよい」ことと「積極的に推奨されている」こととは、区別して理解しておく必要があります。


非ASCII文字とUTF-8エンコーディングの基礎知識
日本語URLを理解するうえで欠かせないのが、パーセントエンコーディングという仕組みです。
URLは本来、半角英数字や一部の記号(ASCII文字)のみで構成することが前提の規格になっています。
Google公式ドキュメントでは、URLの規格として「IETF STD 66」に準拠する旨が示されており、この規格で予約文字とされる記号はパーセントエンコードする必要があるとされています(未確認:ドキュメントは以前RFC 3986を参照していたが、その後IETF STD 66を明記する形に更新されている)。
そのため、日本語のようなASCII文字以外の文字(非ASCII文字)をURLに含める場合、ブラウザやサーバーはその文字をUTF-8という文字コードに変換し、さらに「%」から始まる符号列に変換して扱います。
例えば「集客」という2文字の日本語は、エンコードされると十数文字程度の英数字と記号の羅列に変換されます。
普段ブラウザのアドレスバーには日本語のまま表示されているように見えても、実際にサーバーとやり取りされているデータや、メールにコピーした際のリンク文字列では、この長いエンコード後の文字列が姿を現すことがあります。
この仕組みを理解しておくことが、次章で解説するメリット・デメリットを判断する土台になります。
日本語URLのメリットとデメリットを整理する
メリット:可読性とクリック率への好影響
日本語URLの最大のメリットは、人間にとっての分かりやすさです。
検索結果の下部やSNSでURLがそのまま表示された際、日本語であれば「このページに何が書かれているか」を直感的に予測できます。
例えば、次のような比較を見てみましょう。
| 表示形式 | 例 |
|---|---|
| 日本語URL(表示上) | example.com/url-日本語-seo |
| ローマ字URL | example.com/url-nihongo-seo |
| 英語URL | example.com/japanese-url-seo |
日本語URLは、特に検索意図が明確なユーザーに対して「自分の探している情報がありそうだ」という安心感を与えやすく、これがクリック率の向上という間接的な効果につながると考えられています。
デメリット:パーセントエンコーディングによる文字列の複雑化
一方で、日本語URLには技術的な弱点もあります。
先述の通り、日本語はエンコードされると文字数が大幅に増えます。
スラッグに長い日本語フレーズを使ってしまうと、実際のURL文字列は非常に長く複雑なものになり、システムによっては表示や処理に不具合が生じる可能性も否定できません。
特に、複数の単語を日本語でつなげたスラッグを設定すると、エンコード後の文字列がさらに長くなりやすい点には注意が必要です。

デメリット:共有時の見え方とリスク
日本語URLは、共有される場面によって見え方が変わる点にも注意が必要です。
例えば、SNSに投稿する際やメールソフトでリンクを貼り付ける際、システムによっては日本語部分がエンコードされた記号の羅列のまま表示されることがあります。
これにより、受け取った相手からすると「何のリンクか分からない」「怪しいリンクに見える」といった印象を与えてしまう可能性があります。
すべてのツールやSNSで必ずこの現象が起こるとは断定できませんが、共有経路によって見た目が変わりうるという性質は、日本語URLを検討するうえで押さえておくべきポイントです。


日本語・英語・ローマ字、どのスラッグを選ぶべきか【情報ゲイン】
判断基準を分ける3つの軸(読者層・業種・運用体制)
どのスラッグ形式を選ぶべきかは、業種によって一律に決まるものではなく、以下の3つの軸で考えると整理しやすくなります。
1. 読者層(国内のみか、海外展開もあるか)
国内の読者のみを想定しているサイトであれば、日本語URLやローマ字URLのどちらでも大きな支障はありません。
一方、海外からのアクセスや多言語展開を視野に入れている場合は、英語URLの方が国際的な互換性の面で扱いやすい傾向があります。
2. 業種・サイトの性質
店舗業(飲食店・美容室など)や士業(税理士・行政書士など)のように地域名やサービス名を明確に打ち出したいサイトでは、日本語URLの可読性がメリットになりやすいと考えられます。
一方、BtoB企業のコーポレートサイトやSaaS系のサービスサイトでは、英語URLやローマ字URLの方が全体のデザインや運用ルールと統一感を保ちやすいケースもあります。
ECサイトの場合は、商品点数が多くURLの生成が自動化されていることが多いため、システム側の初期設定に合わせてローマ字や英語表記になっていることも一般的です。
3. 運用体制(更新頻度・担当者のスキル)
更新頻度が高く、複数人でブログ記事を投稿するような体制では、スラッグのルールを統一しておかないと表記ゆれが起きやすくなります。
日本語URLを採用する場合は特に、単語の区切り方や表記のルールをあらかじめ決めておくことが望ましいでしょう。

迷ったときの選び方チェックリスト
どの形式にすべきか迷った場合は、以下のチェックリストで判断してみてください。
- 主な読者は日本語話者のみか(海外展開の予定がないか)
- サイト全体で表記のルール(日本語/英語/ローマ字)が統一できそうか
- CMS(WordPressなど)が日本語スラッグの自動生成に対応しているか、未確認であれば事前に検証したか
- URLが長くなりすぎないよう、単語数を絞れそうか
- SNSやメールでの共有頻度が高いページかどうか(高い場合はローマ字・英語も検討)
- 既存サイトがすでにいずれかの形式で運用されており、変更コストが発生しないか
このチェックリストで「日本語URLに向いている」と判断できる項目が多ければ日本語表記を、逆に国際展開や共有頻度の高さが気になる場合はローマ字や英語表記を選ぶ、という考え方が実務的です。
WordPressでパーマリンク・スラッグを設定する方法
パーマリンク設定画面の基本操作
WordPressでは、管理画面の「設定」>「パーマリンク設定」から、サイト全体のURL構造を選択できます。
一般的には「投稿名」を含む形式が選ばれることが多く、この設定を選んだ場合、個々の投稿のスラッグ(URLの末尾部分)がそのまま日本語のタイトルになったり、後述の方法で個別に変更したりできます。
なお、WordPressの管理画面のメニュー名や項目の並び順は、使用しているバージョンやテーマ、プラグインの状況によって異なる場合があります。
この点については断定を避け、実際の操作時は自身の管理画面の表示を確認しながら進めることをおすすめします(現行の正確な文言・手順は未確認)。

投稿ごとにスラッグを変更する方法
個別の投稿やページでは、編集画面の右側(または上部)にある「パーマリンク」の項目からスラッグを直接編集できます。
多くの場合、投稿タイトルを日本語で入力すると、スラッグ欄には自動的にひらがな・漢字を含む文字列、またはそれをエンコードした文字列が反映されます。
ここでローマ字に変更したい場合は、スラッグ欄を直接クリックし、半角英数字とハイフンで任意の文字列(例:url-nihongo-seo)に書き換えることが可能です。
日本語のまま残したい場合は、そのまま保存すれば日本語スラッグとして公開されます。
どちらの形式を選ぶ場合も、単語の区切りにはハイフンを使い、不要な助詞(「の」「を」など)は極力省略して、シンプルな文字列にすることが望ましいとされています。
すでに日本語URLで運用している場合、変更すべきか
変更によるSEOリスクとリダイレクトの必要性
すでに日本語URLで運用しているサイトのURLを変更する場合には、注意が必要です。
URLを変更すると、検索エンジンからは「別の新しいページ」として認識される可能性があります。
これにより、それまでそのURLが蓄積してきた検索評価が一時的に、あるいは完全に引き継がれないリスクが生じます。
このリスクを軽減する一般的な方法として、301リダイレクト(恒久的な転送設定)を旧URLから新URLへ設定することが広く知られています。
ただし、301リダイレクトを設定したとしても、評価の引き継ぎには一定の時間がかかったり、完全な引き継ぎが保証されるわけではない点には留意が必要です(引き継ぎの程度や期間について断定的な数値は示せません=未確認)。
サイト全体のURL構造を変更する場合は、事前にリダイレクト設計を行い、変更後は検索順位やアクセス数の推移を注視することが重要です。


変更を検討すべきケース・見送るべきケース
URLの変更を検討すべきかどうかは、以下のような視点で判断できます。
変更を検討してもよいケース
- URLが極端に長く、エンコード後に不自然な文字列になっている
- サイト全体でURLの表記ルールがバラバラで、統一性がない
- 新規に近いページで、まだ検索エンジンからの評価がほとんど蓄積されていない
変更を見送った方がよいケース
- すでに検索上位に安定して表示されており、一定の評価が蓄積されている
- サイト全体のURL数が多く、リダイレクト設定の工数や漏れのリスクが大きい
- URLの表記自体に大きな問題(極端な長さ・文字化けなど)が見られない
「今のURLに大きな問題がないのであれば、無理に変更しない」というのが基本的な考え方になります。
よくある誤解:「URLを日本語にすれば順位が上がる」は本当か
ここまでの内容を踏まえると、「URLを日本語にすれば検索順位が上がる」という考え方は、正確ではないことが分かります。
Google公式の見解として、URL内のキーワードが評価に与える影響は軽微なものにとどまるとされています。
もし現在、検索順位が伸び悩んでいる原因をURLの言語表記だけに求めているとすれば、それは本質的な課題を見誤っている可能性があります。
順位に大きく影響するのは、コンテンツの質、検索意図との一致度、被リンクの状況など、URL以外の要素であることがほとんどです。
URLの日本語化は、あくまで「可読性の向上」や「クリック率の改善」を目的とした施策であると理解しておくことが大切です。
Web集客全体におけるURL最適化の位置づけ【情報ゲイン】
URL設計は、Web集客における内部対策のひとつにすぎません。
優先順位を整理すると、一般的には以下のような順序で取り組むことが効果的だと考えられます。
- コンテンツの質・検索意図との一致(最優先)
- サイト全体の技術的な健全性(表示速度、モバイル対応、クロールのしやすさなど)
- 被リンク・外部からの評価
- タイトルタグ・見出し構成などのオンページ要素
- URL構造・スラッグの最適化(本記事のテーマ)
URLの最適化は、上位の要素がある程度整っている状態で取り組むと効果を発揮しやすい施策です。
逆に言えば、URLの言語表記に時間をかける前に、まずはコンテンツそのものの質や、読者の検索意図に応えられているかを見直すことが優先されます。
URL設計に迷った際は、「これは順位を上げるための施策ではなく、読者にとっての分かりやすさを高める施策である」と位置づけて取り組むと、優先順位を見誤らずに済むでしょう。
まとめ:日本語URLとSEOの判断チェックリスト
最後に、記事全体の要点を整理します。
- URLを日本語にすること自体が、検索順位を直接押し上げる要因にはならない(Google公式見解)
- 日本語URLには、可読性向上・クリック率向上という間接的なメリットがある
- 日本語はパーセントエンコーディングされるため、URLが長く複雑になりやすいというデメリットがある
- SNSやメールでの共有時に、日本語部分が読みにくく表示される可能性がある
- スラッグの選択は「読者層」「業種・サイト性質」「運用体制」の3軸で判断する
- 既存の日本語URLをむやみに変更すると、検索評価を失うリスクがあるため慎重に判断する
- URL最適化は内部対策の一部であり、コンテンツの質や被リンクほど優先度は高くない
このチェックリストを踏まえて、自社サイトの現状と照らし合わせながら、URL設計を見直してみてください。


よくある質問(FAQ)
日本語URLは危険なのか
日本語URLそのものが「危険」というわけではありません。
ただし、エンコードによって文字列が長く複雑になる、共有時に読みにくく表示される可能性があるといった技術的な弱点は存在します。
これらの弱点を理解したうえで運用すれば、日本語URLを使うこと自体が致命的な問題になることは基本的にありません。
URLは後から変更してもよいか
技術的には変更可能ですが、検索エンジンが変更前後のURLを別ページと認識するリスクが伴います。
変更する場合は301リダイレクトを設定するなど、評価の引き継ぎを意識した対応が必要です。
すでに安定した評価を得ているページのURLは、明確な理由がない限り変更を見送ることをおすすめします。
英語URLだけに統一すべきか
英語URLへの統一が必須というわけではありません。
読者層が主に国内の日本語話者であれば、日本語URLやローマ字URLでも問題はなく、業種やサイトの性質、運用体制に応じて選択すれば十分です。
海外展開や多言語対応を視野に入れている場合には、英語URLの方が扱いやすい場面もあるため、自社の状況に合わせて判断することが重要です。
2026年時点でこの考え方は変わるか
2026年7月現在においても、Google公式の基本方針――URL内のキーワードは軽微な評価要素であり、可読性を優先すべきという考え方――に大きな変更は確認されていません。
今後のアップデートで方針が変わる可能性はゼロではありませんが、現時点では本記事で解説した判断基準をそのまま活用して差し支えありません。
定期的にGoogle Search Centralの公式情報を確認し、大きな方針転換がないかを継続的にチェックすることをおすすめします。
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